おいしさの決め手は、人・モノ・空気の構成要因の違いで大きく評価が異なります。
お茶は、うま味・渋味・苦味などの成分とさわやかな香気成分などが、自然の巧みな組み合わせで独特の味覚が生まれるのです。
一年間丹精込めた自信の味と香りをぜひご賞味くださいませ。
茶畑で摘まれた茶葉が「お茶」という製品になるまでには、いくつもの一つ一つ丁寧な工程があるのです。
昔は全て手作りで行われていた作業も現在では、近代的・衛生的な製茶機械によって製造されています。
そんな手間をかけて仕上げたお茶が皆様のもとへ届くまでの流れを細かく紹介いたします。
最近では大型工場やFA(ファクトリー・オートメーション)などのコンピュータ制御されている製茶工場も増えています。
1.茶畑
毎年、4月中・下旬から5月頃茶の摘採がはじまります。茶の葉は、手摘、茶摘機などで摘みとられ荒茶工場へ運ばれます。
2.生葉管理装置
摘採された茶の葉を鮮度を保ちながら一時的に貯めておきます。
3.給葉機
集められた茶の葉を自動的に蒸機へ送ります。
4.蒸機
茶の葉を蒸気でむし、酸化酵素の働きを止めます。
ヤマイチこだわりポイント
じっくりと深蒸することで、蒸気量が多く茶葉の繊維を壊すことなく、お茶本来の成分を最大限活かす事ができます。
一番大切にしている工程の一つです。
5.冷却機
むされた茶の葉の表面の水分をとりのぞきながら冷します。
6.粗揉機
強い力で揉みながら熱風で乾かします。
7.揉念機
茶の葉に力を加えて水分の均一をはかりながら揉みます。
8.中揉機
茶の葉をふたたび揉みながら熱風で乾かします。
9.精揉機
茶の葉に熱と力を加え形を整えながら乾かします。
10.荒茶乾燥機
揉みあげた茶を充分に乾かします。
11.荒茶合組機
乾燥された茶を均一に混ぜ合わせます。
※ここまでが、荒茶製造工程となり、この茶は荒茶と呼ばれます
1.総合仕上機
荒茶は、形が大小さまざまな状態で混じりあっているので、「ふるい分け」「切断」して、形を整えきれいにします。
2.仕上茶乾燥機(火入機)
茶を、さらによく乾燥させると同時に、独特の茶の香りや味をひきだします。
3.選別機
木茎や細い茎を取り除きます。
4.合組機
製品の調整・配合と均一化をはかります。
※ここまでが、仕上茶製造工程となり、仕上茶と呼ばれます。
5.包装
合組機からとりだされた茶は計量され茶箱や袋に詰められます。
6.輸送
産地の問屋などから全国各地の茶店に、トラックや鉄道便で輸送されます。
7.茶店
茶は、袋や缶に詰められて販売されます。